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京都子どもの音楽教室

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土曜日は京都子どもの音楽教室にてクラヴィコードの鑑賞会。教室に通われている小学生とその保護者の方々に聴いていただきました。ほとんどのお子さんが、チェンバロと思っていたようで、クラヴィコードとチェンバロの違いを説明しつつ演奏。とても集中して聴いてくれました。何か残ってくれるといいなあ。

ところでこの教室は、なんと昭和28年設立!伝統ある教室。主に土曜日に音楽に特化した授業やレッスンが行われている。

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日曜日は芦屋市立美術博物館へ、ずっと行きたかった「小杉武久 音楽のピクニック」へ。他のいかなる範疇にも属さないユニークな活動を続けてきた彼の活動の記録。即興を身上とする彼の方法だが、軽やかなピクニックで形容されるより、もっと重みのあるものに感じられる。資料展示と同時にインスタレーションや、上映会も行われて充実している。個人的にはあのヴォルスをフィーチャーした映像作品「Wols」がよかった。


試験ひと段落

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東京は雪。こちら京都も一瞬ちらついたものの雨に変わった。金曜日から始まった実技試験も今日で一段落。長時間だったが聴き応えがあった。

中休みの日曜日は、京都のギャラリーを巡って、夜はカフェ・モンタージュで木川貴幸さんのメシアン鳥のカタログ全曲という恐ろしいパフォーマンスの後半だけ聞かせてもらった。

全部弾くと3時間とも3時間半とも言われるマラソン演奏。鳥の声や自然界、はたまた他の作曲家を模したような音のモザイクを延々と聴いていると、2時間の「20のまなざし」は全然聴きやすいことがわかる。この人、前日にはドビュッシーの練習曲全曲を弾いている。すさまじいな。しかしドビュッシーも聞きたかった。


栗本夏樹/ゲルハルト・リヒター

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今週はもう実技試験週間。学生たちの緊張感が伝わってくる。


土曜日。赤坂・游ギャラリーへ。栗本夏樹先生の漆作品の個展。漆の魅力は艶だと思う。栗本先生の作品は、色合いや素材感を大切に、漆のもつ光沢感をいろいろな角度から楽しませてくれる。オーソドックスなものはあまり創りませんねえ、と豪快に笑っておられたのが印象的だった。


六本木のピラミデビルは僕にとっての遊園地。そのピラミデビルにあるワコウ・ワークス・オブ・アートへ、ゲルハルト・リヒターを見に。このナマ迫力は、ただただ圧倒的。これ無料で見せていいのかな。

ちょっとポロック的でもありながら、より写真との親和性を感じさせる。何層ものレイヤーで構成されているようにも見えるし、フォーカスしきれないものへ引き寄せられているようにも見える。フォトペインティング(写真をもとにボケ味を油画で描き出す手法)的作品もあり、彼ならではの感性に否応なく引き込まれる。

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クラフト展

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風邪がなかなか抜けず4日までほとんど臥せって過ごす。金曜日からやっと練習やレッスンをスタート。

その後、ミッドタウンのデザインハブでクラフト展を見た。目当ては、友人の作品。山桜の器にごく薄い漆、そして木目に沿って黒蝶貝などの螺鈿。とても繊細。漆は拭いて拭いて薄くするそう。実は昨年、螺鈿のないものをいただき、愛用している。もともと金継ぎ職人として活動されていたが、最近この漆器にはまったそうだ。創り手の愛着が伝わる。


2018

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明けましておめでとうございます。

今年は元旦から風邪ひきですが、お雑煮とおせちは美味しくいただいています。

昭和34年生まれの私は、昭和を30年生き、平成も今年で30年目。元号も今年で最後。節目の年になりそうです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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