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休みまであと一週間
梅雨明けから一気に暑くなった。まだ湿気が残っているので一層辛い。
先週は実技試験週。2回生と3回生、どちらもたしかな成長が感じられる。
前期がもうすぐ終わるが、前期中に段落をつけるべく会議が殺到。まだ来週まで会議は続き、夏休みは一週間おあずけ。
さて10月5日の京都ニュイ・ブランシュにMiniPiano出動。今秋は京都、和歌山、東京と3回出動と大忙し。ぜひお聴きください。
PIANO! PIANO!
梅雨は明けそうで明けない。関西は今日も雨模様。一日だけ鳴いたクマゼミも今日は黙ってしまった。
土曜日はホームコンサート。京都で2001年以来お世話になっているご夫妻宅で。ヨーロッパでも、ホームコンサートは何度が経験があるが、文字通りアットホームで何とも言えずよい雰囲気。日本でこれだけ続いているのは珍しいかも。それが、今回で最終回ということで、ちょっと寂しい。シューベルトの最後のソナタを弾いた。今まで永いあいだ本当に有難うございました。
日曜日は学内リサイタル。4回生は、教育実習など、忙しい中、60分のプログラムを一生懸命にこなしていた。その努力は並大抵ではない。会場もたくさん拍手をくださった。
今日は大阪中津のレ・ヌーヴォレというサロンに試弾に伺った。ベーゼンドルファー225とスタインウェイ211、どちらも素晴らしい楽器。来年2月にフルートと演奏会予定で、楽しみ。
定期演奏会
去年の今頃は猛暑だったが、今年は本当に日が出ない。宵山も雨かも知れない。
先週はうちの大学の定期演奏会。力の入った公演だった。プロでもあまりやらないベートーヴェン2番、学生のチェロ独奏でチャイコフスキーのロココ主題による変奏曲、ドビュッシーの海の3本立て。
ロココはソロの舘野真梨子の音色が明るく、ハイドンを思わせる爽快感で作品の良さが引き出された、いい演奏だった。ベートーヴェンもよく勉強しているし、ドビュッシーは響きのうねりが心地よい。
これが終わると、いよいよ実技試験。こちらも体調整え、精一杯聞きまっせ~
たみ
日曜日、原宿のTHINK OF THINGSで、東京アートポイントのイベントに参加。「10年のこだわりを浴びる」と題し、鳥取・湯梨浜の蛇谷りえさんのこの10年の活動の話を聞く。
実は彼女が共同創業者であるところのゲストハウス「たみ」に2年前に泊まり、とても気持ち良いひとときを過ごした。とともに、河合楽器が戦争直後に作った40鍵の小型ピアノに出会うことができた。
そのときの気持ちよさのひとつに、彼らの姿勢への共感がある。彼らは、なるべく自分たちでやろうとする。掘っ立て小屋を作り、畑仕事もする。そういう強いヴァイタリティの割にさらっと生きてる感じがなんとも気持ち良いのだ。2年前には蛇谷りえさんには会えなかったが、やっぱりたくましく、笑顔が素敵な人だ。
洋楽文化史研究会
関東は弱い雨が降ったり止んだりが続いている。九州と愛媛は豪雨でたいへん。これからの季節は心配。
土曜日は洋楽文化史研究会に初参加。戸ノ下達也さんによる戦時期の日本と文化政策についてのレポートを聞いて強いインパクトを受ける。戦時下においては、ジャズに代表される米英音楽が卑俗とされ、「国民歌」に代表される「雄大で健全」「明朗で清醇」な音楽が推奨された。現代では戦時下の日本の気運はネガティブに捉えられがちだが、自国の文化史をきちんと受け止めることは、とても重要に思える。また次回も参加したい。