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天空のコンサート

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土曜日は「天空のアマティ」と題したヴァイオリンのコンサート。六本木にある泉ガーデンタワーの34階で行われた。

コンサートといえば密閉された空間でステージライトが通常だが、ガラス張りの環境でデイライトの中で弾くというのはあまり記憶になく、新鮮でした。

演奏中の視野に間近の東京タワーが入ってくるのです。



クラヴィコード展示会

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土曜日、待望のクラヴィコード展示会に出掛ける。何と7人の製作家による13台ものクラヴィコードが一堂に会するという、画期的なイベントである。


個性のある楽器たちに会えたのもよかったが、恐らく大御所から若手まで日本中のほとんどのクラヴィコード製作家が集まったといっても過言ではないであろう、その製作家たちの素顔に接することができたのも嬉しかった。


クラヴィコードの素晴らしさは、発音からその音がなくなるまで奏者の思いを指で伝えることができること。これは製作家たちも異口同音にアピールしていたが、他の鍵盤楽器ではできないことである。


また一段とこの楽器への愛着と興味が増した。


(写真は現存するもっとも古いクラヴィコードとされライプツィヒ大学楽器博物館に所蔵されている16世紀のモデル)



舌つづみ

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先週はいろいろなものを食べた。まずは「亀の手」。貝の一種らしい珍味。手の下の部分をちぎって小さな中身を出して食べる。「ながらみ」とか「しったか」とか貝はほんとに種類が多い。


北菓楼のバウムクーヘンをいただく。いかにも日本のバウムらしく、しっとりとした食感。余計な味付けや香りづけがなく、素直な味が嬉しい。


秩父で公開レッスンをさせていただいたが、昼食に「おっきりこみ」をいただく。ほうとうのような太めの手打ちうどんだが、いただいたのはあまり太くなかった。麺をゆでてから使うのではなく、打った麺を具と共に煮込んでいくらしい。地のものと思われるきのこがたっぷり入っていて美味しかった。


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チェコの人形劇文化

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台風の中、千葉市美術館の「ブラチスラヴァ世界絵本原画展」に。チェコはなぜか絵本や人形劇、アニメーションなどで突出した国だ。いまでも一般家庭で人形劇のセットを所持しているところが多いそうだ。ハプスブルクの脅威から母国語を守るために独自の人形劇文化が発達したという説も。


http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2010/1005/1005.html


いわゆる西洋のアンティーク人形は苦手だ。だがこのチェコの人形劇文化や絵本文化には惹かれる。うまく表現できないのがもどかしいが、現実との離れ具合というか距離感がいい。アンティーク人形や市松人形はあまりに死と近くて怖い。



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