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ジョス・ファン・インマゼール

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コスプレの楽しい卒業式が終わり、もう新学期が目の前に迫ってきた。

先週末はフォルテピアノの鬼才、ジョス・ファン・インマゼール氏の公開レッスンとレクチャーがあった。この日使用されたフォルテピアノはヴィーンの楽器でFelix Grossのオリジナル。

かなり前になるが、津田ホールで彼の弾いたベートーヴェンの初期ソナタを鮮明に覚えている。その大胆な響きの捕まえ方は、やはりモダンピアノでは発想しにくいものであることを強く感じた。

この日のレクチャーでは彼の録音で、シュタイン、ワルター、ローゼンベルガーなど、レプリカ、オリジナル取り混ぜながらの、さまざまなフォルテピアノの音色の違いを聴かせてくれた。オリジナルが一概に良いとは言えないと。納得。


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観桜会と卒演

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まだ寒いと思っていると暖かく、薄着で出ると寒いという読めない季節。

春分の日は恒例の観桜会。ひと足早く咲く小彼岸桜。今年は開花が早く4日頃がピークだったそうで、かなり散ってしまい少し寂しい。しかし宴のほうは絶好調。和久傳の豪華弁当とお酒で深夜まで音楽と食事と会話を楽しむ。


21日は卒業演奏会。13人の卒業生代表が大学での成果を披露。会場は大入りで、急遽臨時席を作って対応。盛り上がりもたいへんなものでした。明後日は卒業式。

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春の小魚

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入学試験の真最中です。

この季節、関西はいろいろな小魚が出回って楽しい。

いちばん一般的なのがいかなごを煮た「くぎ煮」。いかなご漁の解禁が過ぎるとあちこちで見る。新鮮な小魚は煮ると身体が曲がるので釘に見えるところからこう言われるとか。

いかなごの旬のものは、スーパーなどで「しんこ」として売られている。

いかなごの親が「かますご」。これはそのままポン酢や酢味噌で食べたりするが、炙っても美味しい。いかなごの親が、かますの子みたいでややこしい。

氷魚は琵琶湖の小鮎の稚魚で京都で好まれている。こまいとは違います。

穴子の稚魚は「のれそれ」。これはつるんとして独特な食感。

春野菜もいいが、春の稚魚たちから力をいただこう。


アニー・リーボヴィッツ

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ひと雨ごとに暖かくなく今日このごろ。京都にいても千葉にいても暖かい週でした。前歯の調子が悪く、久々に歯医者に通っています。

土曜日は歯医者に行ったついでに東雲のTOLOTで、アニー・リーボヴィッツの写真展。有名人のポートレートで有名な彼女の写真は一度まとめて見てみたかった。日通の隣にある倉庫を改造した会場はとても雰囲気がある。土曜日ということもあるのか、けっこうな人出。展示は写真はあまり多くなく、3つのモニターによる映像がメイン(恐らく)。そして奥には、彼女の写真集、また彼女関連の写真集(本ですね)が、テーブル上に大量に放り出されている。こんな展覧会は初めて。

椅子に座ってゆっくりと映像を楽しむ人、テーブル周りの椅子で写真集をパラパラめくる人、人それぞれ。こういうレイアウトは面白い。僕は、適当にパラパラやって、ぼやっと映像を見た。

東雲。こういうイベントがなければ来ることもないなあ。


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