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ブラームス一期一会

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6月ももうすぐ終わり、今年も半分終了。

火曜日に京都府民ホール・アルティで恒例ピアノフェスティバル。30回アニバーサリーで、OBも出演して盛り上がった。

木曜日は京都カフェ・モンタージュでブラームスのクラリネット五重奏。恩師・村井祐児先生のクラリネットを久々に聴いて感無量。あの音は他にない。一瞬でタイムスリップした。どんな形容も陳腐に感じる素晴らしい内容。お客の誰かが「凄い瞬間に立ち会った」と呟いたが、どれだけ凄い瞬間に立ち会えるかが人生の価値かも知れない。終演後は演奏メンバーに混じって打ち上げに参加させてもらった。心の底から嬉しい日だった。


土日は新百合ヶ丘の昭和音楽大学ホールでコンクール審査。2日めの朝が早かったので、新百合駅隣接のホテルに宿泊。ごく普通のビジネスホテルと思いきや、なかなかセンスのいいホテルで驚く。いまどき朝食がバイキングでないのも嬉しい。やっぱり盛り付けってだいじだよね。

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新百合ヶ丘ホテルモリノ


オックステール

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今年の夏は猛暑になるとの予想だが、その前兆が始まった感じ。まだ6月中盤でしょ、と言いたくなる。関東は水がめもピンチのようで、お天気さん、どうかお手柔らかに。

先週金曜日は横浜のフレンド楽器で講座を行い、続けてレッスン。その後、7月2日に行われるホルンのリサイタルのリハを聴きに東京文化会館へ。バリバリの若手トッププレイヤーのアンサンブルは、颯爽として胆が座っている。きっと素晴らしい会になるだろう。

夜は久々に白山のフレンチ。一日頑張ったのでご褒美。半年くらいご無沙汰してしまった。2日間煮込んだオックステールにバランスのいいロシニョールトラペ。癒される。


Leuschner先生/エレクトリック・ピアノ試弾会

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梅雨入りすると、全然雨の降らない年もあるが、今年はしっかり梅雨っぽい。今日はまたよく降った。

先週は火曜日にフライブルクよりいらしたMichael Leuschner先生の公開レッスン。21日のピアノフェスティバル出演者がレッスンを受けた。とても品のよい音楽、またお人柄が素晴らしく、終始穏やかな中にセンスの光るピアニズムを披露してくださった。レッスン後は、先生を囲んで楽しい会食。本場ドイツでもクラシック人口が減っているというちょっと寂しいお話も。

金曜日はJEUGIAさんのご好意で、RolandのV-pianoとヤマハのCP1、CP4を試弾できる貴重な機会。V-pianoとCP!は両メーカーのフラッグシップ的なキーボード。さすがに素晴らしい。そして、それぞれの特徴もとてもよくわかった。


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イモラ国際ピアノオーディション

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暑さを覚悟していたのに、けっこうな快適さの晴天が続いたあと、梅雨入り。もうしばらく冷房はがまんできそう。

この土日は、イモラ国際ピアノオーディション。会場は昨年と同じ、九段にあるイタリア文化会館・アニェッリホール。しかしいい響きのホールだ。コンサートで使われているのを聞いたことがないが、一般貸出はしていないのかも。この機会ならではのホール。

特別賞は、この夏イタリアのイモラ音楽院で開催されるサマーフェスティバルへの招待。そして航空券もつく。一般のコンクールとは異なり、完成度よりも個性や将来性を重視する。

今年は3名が特別賞を獲得、その他にも奨学金、古典音楽賞、現代音楽賞などが授与された。

表彰式は羽田空港のギャラクシーホール。飛行機が離着陸するインターナショナルな環境での表彰式は格式高く、心は海外へと。


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