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久々に笑った

最近、お笑いが低調な気がします。そんな中、海外のネタで久々に受けたのが、「shreds」もの(そんな言い方はないのだが)。恐らく既存の映像に、それらしく、しかしデタラメな音をくっつけて遊ぶことを言うのだと思うが。shred は「ずたぼろ」みたいな意味です。あのシュレッダーのshredですね。


Yo Yo Ma shreds, とか John Williams shreds のように使う。Youtube上に結構あります。傑作はこれ!曲は言わないほうが面白い。わかる人には受けると思います。


名古屋徘徊

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土曜日は四日市でコンサート、尊敬する村井祐児氏と久々に共演できました。

で翌日は好きな名古屋の街を徘徊。


「メーグル」という500円で一日乗れるという観光バスに乗って、まずは「徳川園」へ。名古屋駅から30分ほどで到着、と、「ドカン」と大きな音。バスが徳川園の背の低い石柱に激突してしまったのです。バスの接触事故は初体験でした。気の良さそうな運転手さんだったのだが、気の毒に。


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2月というのに、穏やかな日和で気持ちのよい午前を過ごしたあとは、栄でランチ。昔ながらの食堂「ばか盛」。ご覧の盛りの良さ(ご飯はこれで中盛り)と巨大なサバ味噌煮。


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午後はいちど行ってみたかった大須へ。観音さまを参詣して、商店街に入る。すごい!想像以上のスケールとエネルギー。秋葉原と原宿と浅草とアメ横、そして僕が子供時代を過ごした十条のアーケードを混ぜ合わせた感じ。これは楽しめる。休日とあって、人出もすごい。




例によってレトロなムードを求める私は、古い珈琲店に入る。客は数人で、和服にハットをかぶった老人、競馬新聞を広げてリラックスしているおじさん、あんトーストをほおばる婦人と、願ってもない名古屋的ベタな風景に感激。コーヒーは恐らく鍋でいれているのだろう。芸大の学食、大浦食堂のコーヒーに味も見た目もそっくり。


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そのほかコメ兵で、中古のカメラや、着物の古着や、中古楽器などを覗いて楽しいひとときを過ごして帰京した。家族と一緒にまた来たい。


古時計

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家の近所にある時計屋さん、45年続いた商いを止めるらしく、さよならバーゲンをやっていた。この店は、たばこも扱っていて、3年前くらいまではそのたばこ目当てに立ち寄る程度であったが、店を閉じると知って、なんとなく中をのぞいてみた。中を見るのは初めて。


昔はよくあった、いかにもという感じの時計屋。宝飾品も扱っている。懐かしくて隅から隅まで見た。昔の日本製の時計が多く、ほとんど半額以下になっているが、安いのか高いのか見当がつかない。と、古めかしい「ボンボン時計」が目に入った。ずっとこの店にあったのだろうか。木がつやつやしており、振り子もきれいだ。手入れされているのがわかる。大きさは1m近くあるのではないか。少し迷った末に買ってしまった。


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この店は気の良さそうな、しかし一途な感じのご夫婦がやっている。話を聞いてみると、この振り子時計、思ったほど古いものではなく、昭和40年代くらいのものらしい。僕が「ほしい」と言ったとき、何故か寂しそうに笑ったように見えた。ぜんまいの巻き方や、振り子のつけ方を教えてもらい、持ち帰る。




今やうちの一員、コチコチと生きているように、存在感たっぷりに動いていらっしゃる。とても可愛い。しかも狂わない。


昔は居間などにはこの振り子時計(もっと小さいやつ)が多かったように記憶している。このシンプルなムーヴメントは嬉しくなる。重力だけで動くところが、とても素敵に見える。日本の職人気質が伝わってくる。大切にしよう。


ルマンド讃歌

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家内のリクエストにより、本日はルマンドのネタ。うちでは、あのブルボンのルマンドへの評価が高いのです。東海寺さだおのようにはいきませんが、今さらながらこのロングセラー菓子を讃えてみよう・・・・・。




安い、安すぎる。1袋に14コも入っていて、スーパーで100円を切ることも。私が幼少時に食べたライスチョコが10円だったことを思うと、驚きの値段だ。


発売は1974年というが、当時はブルボンという貴族を思わせる名前と、優雅な味で高級菓子のイメージがあった。

色彩からして軽やか。チョコレートではなくアーモンドクリームの薄いブラウンにパープルのパッケージ。もしこれがチョコレートだったら、もっとずっしりとした色みになってしまうだろう。クッキーもサクサクというよりパリパリっと軽い歯ごたえがあるクレープ状で、とにかく食感がよく、いくつでもいける感じ。これもチョコレートクッキーのような食後のヴォリューム感がない。


そんなルマンドが、今や駄菓子のような値段で売られていることに複雑な思いだ。たしかに材料は安いのかも知れない。しつこいがチョコレートを使っているわけではない。クッキーも超薄焼きなので、小麦粉の量をセーブできるのだろう。安い値段設定は、何より他のお菓子との競争があるのだろうとも思う。しかし、しかしもう少し私たちを「高級なお菓子」としてだまし続けてくれることはできなかったのだろうか。


最近は「ミニ・ルマンド」や「クラッシュ・ルマンド」なるものもある。しかし、普通のルマンドがいちばん好きだ。


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