ルマンド讃歌

家内のリクエストにより、本日はルマンドのネタ。うちでは、あのブルボンのルマンドへの評価が高いのです。東海寺さだおのようにはいきませんが、今さらながらこのロングセラー菓子を讃えてみよう・・・・・。


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安い、安すぎる。1袋に14コも入っていて、スーパーで100円を切ることも。私が幼少時に食べたライスチョコが10円だったことを思うと、驚きの値段だ。


発売は1974年というが、当時はブルボンという貴族を思わせる名前と、優雅な味で高級菓子のイメージがあった。

色彩からして軽やか。チョコレートではなくアーモンドクリームの薄いブラウンにパープルのパッケージ。もしこれがチョコレートだったら、もっとずっしりとした色みになってしまうだろう。クッキーもサクサクというよりパリパリっと軽い歯ごたえがあるクレープ状で、とにかく食感がよく、いくつでもいける感じ。これもチョコレートクッキーのような食後のヴォリューム感がない。


そんなルマンドが、今や駄菓子のような値段で売られていることに複雑な思いだ。たしかに材料は安いのかも知れない。しつこいがチョコレートを使っているわけではない。クッキーも超薄焼きなので、小麦粉の量をセーブできるのだろう。安い値段設定は、何より他のお菓子との競争があるのだろうとも思う。しかし、しかしもう少し私たちを「高級なお菓子」としてだまし続けてくれることはできなかったのだろうか。


最近は「ミニ・ルマンド」や「クラッシュ・ルマンド」なるものもある。しかし、普通のルマンドがいちばん好きだ。


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