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キース・ヘリング

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本気の夏が始まりました。大学は実技試験がだいたい終わって、あと1日業務を残すのみ。早くこの暑さから逃げ出したい。

息抜きに琵琶湖近くにある佐川美術館へ。京都から20分ほど湖西線に乗って堅田からバス。ちょっと行きにくいが、広々としたスペースがいい。また人が少ないのもポイントが高い。

お目当てはキース・ヘリング。1958年生まれで、ほぼ同世代。1990年にエイズで亡くなった。一度見たら忘れられないインパクトの強さ。本物の迫力もやはり凄かった。ふと「20世紀少年」というコミックのシンボルを思い出した。このコミックの主人公も恐らくその世代。何となく共通点を感じる。

他に平山郁夫、佐藤忠良、樂吉左衛門も同時に楽しめる。暑くなければ琵琶湖も堪能できるところだが、今日のところは退散。


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佐川美術館


台風を避けて

木曜日、速度の遅い台風11号を避けて京都から千葉へ戻る。新幹線は特に大きな遅れもなく無事到着。結局台風は金曜日に近畿を直撃、あちこちで避難勧告も出て、相当被害もあったようだ。昨年は8月にも広島で大きな土砂災害があったからこれからの季節は要注意。

千葉へ戻っても、湿気、気温ともに高く、あまり外出したくない気候。朝5時台の犬の散歩も爽快感がない。

この間、世間では安保法案可決(15日)、新国立競技場案白紙撤回(17日)など大きな出来事が。気候も世相も騒々しい週だった。

ファツィオリ

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日曜日はピティナコンペティションの審査。初めて芝浦のファツィオリ (Fazioli) のショールームを訪れた。コンペ会場になっていたため、もちろん試弾はできなかったが、東京のファツィオリ拠点がわかった。

僕の知る限り80年代半ばに、すでにドイツのプロフェッサーたちはファツィオリを所有していて、その名声は聞いていたが、ファツィオリが創業されたのが1981年だということを考えるとすごい先進性だ。

当日のピアノも、もちろんファツィオリ。のびやかで明るい音色。出演者も気持ちよさそうだった。


新幹線焼身事件

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火曜日は新幹線の焼身事件の影響で、7時間かかって京都に到着。その日の会議やレッスンはすべてキャンセル。疲れた一日だった。

問題の新幹線はのぞみ225号だったが、僕の乗ったのは227号で、ちょうど1時間あとの便。番号は近いがその間に10本以上の新幹線がいる。3時間遅れくらいで動き出したものの、数珠つなぎになっているらしく、問題の小田原駅を過ぎても、動いたり止まったりで、2時間半たってもまだ三島くらい。

後でわかったのだが、消火して負傷した運転手が小田原まで運転し、乗客を降ろした後に救急搬送され、車掌がその後車両所まで運転していたとのことで、そのあいだがノロノロだったわけだ。

その間「前の車両が止まっている」とか「前に多くの車両がある」といった情報しかなく、いつ到着できるのか気を揉んだ。動きがスムーズになったのは静岡くらいからだろうか。

緊急事態での業務はたいへんなのはわかるが、もう少し状況を説明してくれてもいい気がする。「前がつかえている」というだけの情報はそれほど必要だとは思えない。それとも、あとを走る列車の乗務員も状況は知らなかったのだろうか。

とにかく無事に着いてよかった。こちらは遅延だけで済んだが、当該車両の乗客たちは、本当に災難だった。


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