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1920年代にひたる
土曜日、1927年フリッツ・ラング監督のメトロポリスの、2008(2010?)年にブエノスアイレスで見つかった16ミリコピーを編集した珍しいヴァージョンが上映されるというので、見に行った。G.フッペルツのオリジナル音楽も楽譜と照らして聴いてみたかった。ピッチがだいぶ違う。これは16ミリ本来のゆったりとしたコマ送りと関係あるのかないのか??
今日は新潟に1920年代に作られたかも知れない、西川ピアノを見に。西川は明治時代からオルガンでヤマハと競ったメーカーで、ピアノはヤマハより一歩先んじていたとも言われる。1921年にヤマハに吸収されてからも西川ブランドは残り1939年まで横浜工場で生産されていたらしい。この小型の西川ピアノは61鍵で2弦の珍しいもの。西川ピアノシリーズのもっとも安価なものであったのかも知れない。
散歩デビュー
なかなか気候のよい週でした。
日曜日、シュルツ(5ヶ月)の初散歩。他の犬にも怖じけず、立派なデビュー。陽気に少しジャンプ気味に歩く。他の犬に乗られそうになっても決然と拒否できる。まだ歩き慣れていないが、リードにそこそこ反応し、居直る気配も少ない。
家の中では、陽気で、適度に甘えるも、無駄吠えしない。人間が食事のときにも大人しく待っている。
先住犬のコッホは、さすがに歳が違う(9歳)ので相手にしないが、嫌がるでもなくマイペース。シュルツはときどき近寄っていく。まだ来たばかりでテリトリーを分けているし、散歩も基本別々。同種犬で歳が離れていて、しかも同性というのは難しいと言われるが、あえてチャレンジ。徐々に馴染んでくれるといいな。
いろいろはじまる
先週は入学式。新学長のもと、新しい体制がスタート。大学移転までのこの4年間はとても大切!
金曜日は京都コンサートホールで京響の定期。井上道義のオール・プロコフィエフ。第3ピアノ協奏曲はイリヤ・ラシュコフスキー。実直な演奏だった。道義さんの力の抜けた、しかし要所を締めた「ロミオとジュリエット」「キージェ中尉」も魅力的だった。
土曜日は京都子どもの音楽教室の入室式にお邪魔。初めて授業を少しだけ参観させていただいた。子どもたちの伸び伸びとした好奇心と、それを見守る先生方の思いやりを見て心温まる思い。
日曜日は・・・2匹めの犬をお迎え。はじめまして、シュルツです!
光と緑の美術館
先週から大学がスタート。
日曜日は2015年に亡くなった恩師の門下会。桜終盤ながら混雑の上野。この集まりでの門下同士の親近感は例えようがない。
今日は相模原市にある光と緑の美術館へ。ここには、以前からぜひ触りたかった1933年製というカワイの64鍵ミニピアノがある。やはり一弦琴ならではのよい音でした。音域も広いので、ポテンシャルの大きさを感じた。
新学期
気持ちが刷新される4月。今年は新しい元号も決まって、一層新しい気分。明日3日はオリエンテーション。どんな新学期が待っているのか楽しみ。
最近、ラモーの「和声論」やグイド・ダレッツォの「ミクロログス」など重要な音楽書が訳出されて有り難い。あらためて西洋音楽の奥深さを思い知らされています。
今年度も見聞を広めて精進いたします。