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ルー・ハリソン

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11月もあと僅か。年末ムードが漂う。

今週の木曜日は、福岡でルー・ハリソン生誕100年記念コンサート。チェンバロで参加です。

演奏するのは、ハープシコード・ソナタ。1943年の「6つのソナタ」の初めの3曲、そして1999年のソナタ。半世紀隔てた新旧ソナタをお聴きいただく。ピアノとチェンバロ、またいくつかの違った調律を聴き比べるという、面白い企画。ピアノはアメリカより、ルー・ハリソンとも親交のあったサラ・ケイヒルさん。

アクロス福岡円形ホールも初めて。さてどんな響きになるだろうか。


水を演奏する

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いい感じに寒くなってきた。犬が8歳になりました。

金曜日は大学で特別授業。塩見允枝子さんのフルクサス・パフォーマンス。テーマは「水を演奏する」。安定した状態を崩すことで、さまざまに変容する水。

「水の回路」はケチャ風に決められたリズムを16人がサークルになって水の入ったコップを叩く。始めはメトロノームに合わせて、途中でメトロノームを止める。ときどき右の人に水を入れることで音程が変わる面白さ。またメトロノームを止めたら、とたんにリズムが変わってカオス的になり面白かった。

「水の会議」はワイングラスの縁を触って鳴らす、水の入ったペットボトルを振る、水の入ったボウルを叩く、水笛をそれぞれ、台詞を模して鳴らしていく。

最後の「ウォーターミュージック」は台詞の書かれた紙を5人の演者が読みながら、中央の水槽に投げ入れていき、紙がなくなるまで続けるパフォーマンス。これに舞踊を取り入れるアイデアもあるとか。

塩見さんの質問に、地球上を巡り巡る水が、その放浪の記憶を持っているかも知れないという学生の返しもあり。


自由が丘

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日曜日は自由が丘クラシック音楽祭。今回初の試み。フランス音楽というテーマで、サロンでの演奏会を集中的に聴いてもらおうというもの。2会場で土日合わせて何と25公演!ラ・フォル・ジュルネをもっとカジュアルにしたような催し。

僕は2つの公演を担当。ソプラノの武田裕子さんとフォーレやアーン、プーランクの歌曲。それからソロでラヴェルの初期ピアノ曲と優雅で感傷的なワルツ、フォーレのノクターンを弾いた。

ちょっとバブル期の空気が蘇ったような錯覚。スケジュールがタイトで、主催者も出演者も、そしてもしかしたらハシゴして聴かれるお客さまも、ちょっとたいへんだけれど、こういうのあって全然いいよね。



秋深し

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晴天が続き、秋らしい空気感。隣の公園の木々も一気に色づいてきた。

土曜日は鎌倉・東慶寺で室内楽のコンサート。連休中とあって、そぞろ歩く人も多かった。仕事でなければゆっくり秋の鎌倉を堪能するのだけれど・・・。もちろんトンボ帰り。残念っ。


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