水を演奏する

いい感じに寒くなってきた。犬が8歳になりました。

金曜日は大学で特別授業。塩見允枝子さんのフルクサス・パフォーマンス。テーマは「水を演奏する」。安定した状態を崩すことで、さまざまに変容する水。

「水の回路」はケチャ風に決められたリズムを16人がサークルになって水の入ったコップを叩く。始めはメトロノームに合わせて、途中でメトロノームを止める。ときどき右の人に水を入れることで音程が変わる面白さ。またメトロノームを止めたら、とたんにリズムが変わってカオス的になり面白かった。

「水の会議」はワイングラスの縁を触って鳴らす、水の入ったペットボトルを振る、水の入ったボウルを叩く、水笛をそれぞれ、台詞を模して鳴らしていく。

最後の「ウォーターミュージック」は台詞の書かれた紙を5人の演者が読みながら、中央の水槽に投げ入れていき、紙がなくなるまで続けるパフォーマンス。これに舞踊を取り入れるアイデアもあるとか。

塩見さんの質問に、地球上を巡り巡る水が、その放浪の記憶を持っているかも知れないという学生の返しもあり。

shiomi ws171117

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