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気がつくともう11月も残り少ない

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このところ更新が遅れがちです。すみません。季節はとてもいいんですがねえ。時間の余裕がなくて。せめて食べ物は楽しんでます。コッペ蟹やえび芋の煮物(えび芋あまり見えてない)など。


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18日に埼玉で「下總皖一を偲ぶ会」による演奏会。下總は作曲家で北埼玉郡の生まれ(なんと砂原というところで生まれた!)。ヒンデミットに師事し、1956年には藝大の音楽学部長になった人。誰でも知っている「たなばたさま」(笹の葉さーらさらー)の作曲家。地元の現加須市で毎年コンサートが催されている。会場の童謡の里アスタホールは彼に因んでいて、隣接する公園には下總の「野菊」の楽譜が刻まれた記念碑がある。演奏会は満員のお客さまでした。


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この日は飼い犬の3歳の誕生日。スペシャルご飯を振る舞いました。



刺激的な一日

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演奏会シーズンの11月に入り、やっと2つ本番を終えた。今月末のリサイタルを越えれば少し楽になる。はあ・・。


8日、昔お世話になった八戸ウルスラ高校の先生お二人が、ひょっこり僕の研究室を訪ねて下さった。何年ぶりだろう、突然のことに嬉しい驚き。なんでも京都で全国の音楽高校の会合があるとのこと。

夕方はグールドトリビュートにてメジューエワさんのゴールドベルク変奏曲を聴く。並々ならぬ繊細さと集中力。音楽に対して献身的な姿勢に痺れる。

そのあと演奏会のはしご。一度行ってみたかったカフェ・モンタージュでこれまた一度聴いてみたかった河合拓始さんのコンサート。サティの夜想曲を軸に、河合さんの曲、藤枝守さんの植物文様、ケージの「ピアノのための音楽」をモザイク状に組み合わせている。河合さんのナチュラルで優しい(そして鋭い)感性に癒される。河合さんのオリジナル曲はヘルマン・ヘッセに啓発されたもので、東京ですでに演奏された(そのコンサートも行きたかったのだがスケジュールが合わなかった)。ヴィジュアル的な動きが音によって形容されているような印象を受けた。東京の演奏会の短縮版ではあったが京都で聴くことができて大満足。4人の曲がそれぞれに刺激し合い、最後は融け合っていくかのように絡みあっていく。演奏会後は河合さんとお話できた。お人柄も素敵な方だった。

カフェ・モンタージュの魅力についても書きたいが、また改めて。



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