刺激的な一日

演奏会シーズンの11月に入り、やっと2つ本番を終えた。今月末のリサイタルを越えれば少し楽になる。はあ・・。


8日、昔お世話になった八戸ウルスラ高校の先生お二人が、ひょっこり僕の研究室を訪ねて下さった。何年ぶりだろう、突然のことに嬉しい驚き。なんでも京都で全国の音楽高校の会合があるとのこと。

夕方はグールドトリビュートにてメジューエワさんのゴールドベルク変奏曲を聴く。並々ならぬ繊細さと集中力。音楽に対して献身的な姿勢に痺れる。

そのあと演奏会のはしご。一度行ってみたかったカフェ・モンタージュでこれまた一度聴いてみたかった河合拓始さんのコンサート。サティの夜想曲を軸に、河合さんの曲、藤枝守さんの植物文様、ケージの「ピアノのための音楽」をモザイク状に組み合わせている。河合さんのナチュラルで優しい(そして鋭い)感性に癒される。河合さんのオリジナル曲はヘルマン・ヘッセに啓発されたもので、東京ですでに演奏された(そのコンサートも行きたかったのだがスケジュールが合わなかった)。ヴィジュアル的な動きが音によって形容されているような印象を受けた。東京の演奏会の短縮版ではあったが京都で聴くことができて大満足。4人の曲がそれぞれに刺激し合い、最後は融け合っていくかのように絡みあっていく。演奏会後は河合さんとお話できた。お人柄も素敵な方だった。

カフェ・モンタージュの魅力についても書きたいが、また改めて。


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