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千葉市美術館

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千葉市美術館の所蔵作品展に出かけた。歴代3人の館長が選んだ作品展。この美術館は常設展がないので、このような催し物は貴重な機会だ。宗達、師宣、応挙、若冲、など琳派から現代アートまで、けっこうなボリュームで楽しめ、なんと値段が200円!東京の美術館のような混雑もなく、ゆったりと見られる。これはいいと、中学生の娘も連れて再度訪問。中学生は無料だ! 5月中旬からは第2部が始まる。これもぜひ行きたい。

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金継ぎ

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知人が金継ぎをやっていて、その作品展示を見に、銀座へ出かけた。金箔を扱う店(=金座)が銀座にあってそこで開かれている。銀座の金座でややこしい!

金継ぎは、割れた陶器などを漆で接着して、表面を金などで仕上げる修復法。金のほか錫や銀を混ぜて使ったり、他にもさまざまな色合いのある器が見られ、また今回はこの世界でも珍しい「螺鈿」を使った作品が展示されていた。独特の味があり、美しい。

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割れた器が蘇る、というより、むしろ割れたがためにより美しく生まれ変わったという印象を受けた。不謹慎だが、わざと割ってもよいのではないかと思うくらい。

早速ひとつ買って帰り、酒を楽しんだ。


新学期

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10日は入学式。卒業式と違って厳かなムードの中、新しく学長になられた鷲田清一先生がスピーチ。

「(アーティストは)どんなに修練を積んでも、初心者の心持ちから離れられない」という言葉にはずしりとした重みを感じた。

さあ花見気分も終わり、今週から修練の場がスタート。

レーマン調律

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東京スタジオのピアノはここ5年以上レーマン調律をしています。バッハの平均律クラヴィーア曲集の表紙の図柄は、調律法を表しているのではないかという推論からB.レーマンが今世紀初めに発表した調律法。以前はヴェルクマイスター第3法にしていましたが、たいへん快い表現ができるシーンもあるものの、どうも不快に感じる部分もあり、レーマンに変えてみました。さまざまな和音や調性によるキャラクターを感じさせつつも、不快に感じる響きがほとんどなくなり、最近はこれに決めています。

チェンバリストの桒形亜樹子さんがご興味を持って下さり、スタジオを訪ねてくれました。いつも調律をお願いしている齋藤ピアノの幸崎研一さんと一緒に、興味深いお話ができました。

平均律は20世紀くらいになってやっと始まったと最近まで言われていたけれど、実はかなり以前から行われていたらしいとか、ヴェルクマイスターは第3と第4がペアであるはずなのに何故か第3ばかりポピュラーになっているとか、レーマン調律はヴェルクマイスターと違って、ピタゴラス3度が回避されていて、しかも半音の距離が違うのがわかるとか、調律曲線の話しなど。

桒形さんは、今月26日にピアノテクニシャンズフォーラムで「今さら平均律?」というお話をされるそうです。こちらも興味津々。


中華街

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娘のリクエストに応えて横浜中華街へ。いま流行っているらしい生煎包という焼き小龍包が食べたいとか。久々に訪れたが、この生煎包の店がけっこう多くなっていた。焼きあがるまでに時間がかかるのもあってか、行列しているところもあった。やはりぱりっとした皮のところが特徴かな。

その後、犬同伴OKの店(珍しい!)で食事して、山下公園を散歩。雨が心配だったが、なんとか降らずに気持ち良いひとときを過ごした。中華料理のあと公園で飲んだコンビニのコーヒーがこれまた美味しかった!

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