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神戸でサウンドチェック

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京都も30度を超え、暑い日々がやってきました。

6月3日のコンサートのために、今週のはじめにローズピアノを東京から関西へ車で運ぶ。今回お世話になる神戸のジーベックへいったん搬入。金曜日にジーベックホールでサウンドチェック。とても立派なホールです。本番の前にまたサウンドチェックが必要ですが、何とか段取りは確認できてよかった。


プレトニョフ

23日浜離宮朝日ホールで、プレトニョフを初めて聴く。7年前の突然の引退宣言から今回復帰したのはシゲルカワイがきっかけとのこと。当然カワイでの演奏。モーツァルトとベートーヴェンに、シューマンのフモレスケが加わったプロ。

叫び喚く表現は皆無、繊細なフィンガーコントロールで絶妙のバランスを目指した演奏。モーツァルトとベートーヴェンはオーソドックスな演奏ではないが、さまざまな調理法を見せてもらった。しかし何と言ってもこの人の持ち味はロマンものだろう。フモレスケは、この曲の魅力を余すところなく聴かせてもらった気分。

暗譜で弾いているのに、なぜか譜面台を置いている。何か理由があるのだろう。

河合拓始さんと

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先週火曜日、河合拓始さんと打ち合わせ。6月3日のローズピアノ・コンサートで河合さんの曲を弾かせてもらうのだが、思いの外ローズに合う曲が多く、計6曲弾かせていただくことになった。

「何」というタイトルの2曲は、彼のことばの作品「何かーsomething」に因み、 音楽のほうは「何ーthing」となったそうだ。いい意味で「口からでまかせ」的な快感がたまらない。この曲のワイルドな音楽性がローズに合うように思い、藤枝守さん、難波研さんの作品などと一緒にコンサートが構成できると思った。ほかに彼のピアノ作品から「冥王頌曲」「セレスティアル」「エレジー」、そしてトイピアノのための「prayer」を弾くことにした。

※河合さんのことばの作品を「things」と誤って表記していました。正しくは「something」です。お詫びして訂正いたします。


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週末は金沢でレッスン。ここでの楽しみはやはり食。出たばかりの岩牡蠣やここならではの白山堅豆腐などを楽しみ、極めつけはフレンチ。金沢市内からは少し離れるがレストラン・オオタ。シックな王道の味を堪能。甘鯛の皮のなんと香ばしいこと、あさりのソースがよい組み合わせ。初めて食した野生アスパラ。細いながら存在感たっぷり。山菜風の苦味と香り、噛みごたえのある食感。総じて野菜が極上。嬉しい晩だった。


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イモラ国際ピアノオーディション

イモラ国際ピアノオーディションの東京予選が日比谷の松尾サロンで行われた。このオーディションは、グランプリ受賞者にイタリア往復航空券とイモラでのサマーセミナーへの参加料、さらにイタリアでのリサイタルなどをプレゼントするもの。

近年国内のピアノコンクールは数限りないが、こういう機会をくれるコンクールは珍しく、海外で勉強したい人には嬉しい。イモラ音楽院は数々の優秀なピアニストを輩出している私立校で、日本人も多い。このオーディションにもイモラ出身者がスタッフや審査員としてサポートしている。参加者のレベルも高かった。

本選は5月31日と6月1日、イタリア文化会館・アニェッリホール。オーディションのウェブサイトは以下。

http://imolapianoaudition.jp/imolainternationalpianoacademy.html

一足早い避暑

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ゴールデンウィーク、家族で草津に来ています。犬も一緒に。首都圏はもう夏日で暑いので、よい避暑になったようです。こちらはまだ桜が残っていて、季節が逆戻りした感じ。ねっとりとした質感のお湯につかって、うぐいすの鳴く朝の森を散歩するのは最高に気持ちがいいです。5日に帰るのが少し惜しいです。

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