栗本夏樹/ゲルハルト・リヒター

今週はもう実技試験週間。学生たちの緊張感が伝わってくる。


土曜日。赤坂・游ギャラリーへ。栗本夏樹先生の漆作品の個展。漆の魅力は艶だと思う。栗本先生の作品は、色合いや素材感を大切に、漆のもつ光沢感をいろいろな角度から楽しませてくれる。オーソドックスなものはあまり創りませんねえ、と豪快に笑っておられたのが印象的だった。

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栗本夏樹:鳥のような、雲のような(游ギャラリーhpより)


六本木のピラミデビルは僕にとっての遊園地。そのピラミデビルにあるワコウ・ワークス・オブ・アートへ、ゲルハルト・リヒターを見に。このナマ迫力は、ただただ圧倒的。これ無料で見せていいのかな。

ちょっとポロック的でもありながら、より写真との親和性を感じさせる。何層ものレイヤーで構成されているようにも見えるし、フォーカスしきれないものへ引き寄せられているようにも見える。フォトペインティング(写真をもとにボケ味を油画で描き出す手法)的作品もあり、彼ならではの感性に否応なく引き込まれる。

Collage Fotor richter



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