シングルカスク・ウィスキー

昔の教え子から凄いものをいただいた。ウィスキー。シングルモルト。原酒。しかも25年。しかもシングルカスク。ひとつの樽で25年育てられた超貴重品。アルコールは61度。ウィスキーは寝かせるとアルコール度数も弱まる。25年で61度というのはすごいらしい。ニッカ、宮城峡。


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まずはそのまま飲むことにした。アルコールの強さで鼻が痛くなるが、口に含むとぱっと華やかに広がる。原色を感じさせる華やかさだ。以前に飲んだ、ノーブルで柔らかい感じの20年ものウィスキーとは明らかに違う性格。そう、けっこうやんちゃなのだ。その味わいと香りは、身体の中で長く尾を引く。強い個性。


少量の水で割ると、今度は甘みが強く出てきた。まろやかさも。そうか、原酒というのは何回もいろいろな味が楽しめるんだ。ほんと、酒はいろいろな性格の持ち主がいて楽しい。


最近、竹鶴(ニッカ)や山崎(サントリー)が海外で高い評価を得ている。さもありなん。日本の職人はやはり腕がいい。


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