コンテンポラリーアートつづく

日曜日は20度超え。今日も午前中は暖気と寒気が交じり合って、まるで花冷えの頃のような空気。なんか新学期を迎えたような気分になってそわそわする。

先週は、11日パストラル加須で地元アイドル歌手・持木文子の伴奏、13日と14日は銀座ヤマハホールでリトルピアニストコンサートとイベントが続く中、今週もいくつかコンテンポラリー・アートのイベントに通った。

京都のギャラリー、create 洛にて「創造する画家たち展」では御歳80代の野村久之さんや今年99歳になられる齋藤真成をはじめとするベテラン9人の展覧会。年齢とは逆行しているような迸るエネルギー、そして説得力に圧倒される。

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ギャラリー create洛


広尾のギャラリー、山本現代にてブルース・ビックフォード展「Line and Clay」。クレイ・アニメーションの鬼才のクレイ作品の展示とともに、アニメーション上映。30分弱のこのアニメーション、デヴィッド・リンチを思わせるシュールでグロテスクなものだが、めちゃくち引き込まれる。こんなすごいものが無料で見られるって、どうなってるんだろう。音楽も強烈でまだ耳に残ってます。

http://www.yamamotogendai.org/japanese/exhibitions


三ノ輪のTPAMにて三野新さんの「Prepared for FILM再演」。あのサミュエル・ベケットの1965年の映画「フィルム」をベースにした映像と役者とダンサーによるパフォーマンス。映像は常に役者の背後を追っており、それをプロジェクターで投影。役者はベケットのト書きを喋りながら動く。実際に見えている映像と別の映像が常に自分の中に映し出されるのが、不思議な面白さ。70分のパフォーマンスがとても短く感じた。人間っていろいろ未知な感覚を秘めているんだなあ、と感心。

http://www.aratamino.com/#!-prepared-for-film--re-action-page/c10xj

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