SX試弾など

長寿台風が上陸した。強い風雨の中、大阪なんばのヤマハに出向いた。新着のSXの試弾。今までSといえば4からだったが、今回ヤマハは初めてS3Xという小型(186cm)をリリース。小型ながら、十分な広がりと、何より最近のヤマハ独特の、温かく気品のある音色が極められているという印象。近くS6Xも入るとのことで楽しみ。

先週の木曜日は久々にヨハン・ゲオルク・グレーバー1820年のフォルテピアノでフルートと合わせ練習。あらためて見ると、黒鍵がすごーく長い。またストロークが短く、体感的にはモダンピアノの半分以下。鍵盤が5ミリくらい動くと音が出る。コントロールには超人的な繊細さが必要。

土曜日は、千駄ヶ谷。日本チェンバロ協会の例会へ出向く。お題は「リュート・タブラチュアから探る16、17世紀の鍵盤音楽の解釈」で、講師はスコラ・カントルムで学ぶ坂本龍右さん。リュート音楽と鍵盤音楽は互いに刺激しあい、共通に演奏される作品も多く存在するという。両者の記譜の様子から、自ずと演奏解釈も導き出される例もあり、興味深い。とは言えなかなかアタマがついていかない。前週はネウマ譜をやったばかりだが、リュートの譜面も、慣れないとそこから響きを想像することは困難・・・。

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ヤマハS3X

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ヨハン・ゲオルク・グレーバー


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