ツェグレディ氏のマスタークラス

ヤーノシュ・ツェグレディ氏のマスタークラスに伺う。ツェグレディ氏はバルトーク演奏の第一人者であるアンドール・フォルデシュに師事し、またチェルニーの弟子であるレシェティツキの高弟であるポール・シュラムの妻、ディニー・シュラムに師事したという逸材。


テーマはバルトークの「子供のために」。「ミクロコスモス」に先立つ、バルトークの教育作品である。ハンガリーやスロヴァキアの民謡による音楽で、歌詞が重要な意味を持つ。


ツェグレディ氏の演奏は、リズムが自由で、タッチに深みがある。バルトークをプロコフィエフのようにハードで機械的に扱うことに異議を唱え、牧歌的でウォームな音楽を展開する。たいへん味わい深い演奏だった。

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