例年の成田山から趣向を変えて、今年は未知の千葉を探索してみようという思いで「いすみ鉄道、小湊鉄道沿線の旅館素泊まりの旅」になりました。決して鉄男ではありませんが、古い電車は好きです。
一軒めは、大喜多にある「大屋旅館」。元禄時代から商人宿として操業し、現在まで続いている。国の登録有形文化財だそうです。やはり由緒と格式を感じます。いい宿です。
大多喜の街も素敵で、大屋旅館風の民家も散見できます。しかし以前は栄えていたこの街の過疎化のため、いすみ鉄道の操業も危ぶまれています。
昔、大多喜城の城主本多忠朝は、江戸期に台風のため遭難したスペイン人一行を(当時外国人は処刑というおきてがあったにもかかわらず)手厚くもてなしたという美談もあります。
二軒めは、上総牛久にある「大津屋」。ここは大正期の築らしい。家族的雰囲気の宿。ビジネスユースもあるとか。できればここの「おふくろ料理」食べてみたかった。この日は暑かったので、案内のおばさんが、「家にいるときみたいにはだかになってゆっくりして下さい」と。家では決してはだかではおりませんが・・・。
断食自体は辛くなかったのですが、なにしろ電車の本数がないので、けっこうな時間、次の電車を待つのです。暑かったので、たいへんでした。電車も冷房はあるのですが、お客が予想外に多く、また外も予想外に暑かったので、ききが悪く、少しばてました。来年はどこ行こう?