城南宮のしだれ梅と歌舞伎

今日は思いがけず中世を堪能した一日だった。

昼は城南宮のしだれ梅。今が見頃だ。ここは平安期に建てられた趣きのあるお宮と庭園。


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夜は南座で秀山祭三月大歌舞伎。能の演目としても有名な「船弁慶」。松羽目物といって、舞台を能舞台に似せ、舞踊が見せ場の演目。静御前が義経との別れの場面での舞が前半の見せ場。能面のように表情を変えずに悲しみを表す。後半は平知盛の亡霊と義経、弁慶との攻防がクライマックス。ここでは笛と打ち物の存在感が大きく、たいへんな緊迫感。なんとこの知盛と静御前が同じ人が演じているのだ。まさに正反対のキャラクターとシチュエーションを三代目を襲名した中村又五郎が熱演した。





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