南座初観劇

初めて南座で観劇。前進座の新春特別公演。明治期の改暦のときの騒動を描いた「明治おばけ暦」と落語をベースとした「芝浜の革財布」。

歌舞伎の伝統に現代劇の要素を取り入れた芝居は、創立80周年というだけあって基礎がしっかりしているのだろう、見ていて安心感がある。中村梅之助の口上にもあったが、戦時期など不本意な演目を取り上げさせられたり80年といえばいろいろあるだろう。しかしむしろスタンダードを持たない多様な現代を乗り切っていくほうが難しいのかも知れない。


しかし女形というのは本当に上手いなあ。山崎辰三郎の人情味にはほろっとさせられた。


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