年末はブラームス

12月のリサイタルのフライヤーが出来てきた。プログラムはオールブラームスで、若い作品がメイン。

1854年、ブラームスが師のように慕っていたシューマンが自殺未遂をする。ブラームス21歳のときだ。その年に書かれた2つのピアノ作品が、シューマン変奏曲(作品9)と4つのバラード(作品10)。

この2つは、僕にとっていつも寄り添っていたい作品。これを軸に、やはりブラームスの真情を強く感じるニ長調の変奏曲、そして有名なバッハのニ短調のシャコンヌを左手だけで弾くように編曲した練習曲を組み合わせた。

ニ短調で初めて、ニ長調で終わるように、バラードからスタートすることにした。プログラムに負けないくらい、いい演奏会にしたい。

フライヤーは二月空の写真。窓のシルエットがいろいろなことを象徴しているようで、気に入っている。

公演情報はこちらで。またフェイスブックページを作りました。

0910 omote

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