フォルテピアノ三昧

14日オランダの売れっ子フォルテピアノ奏者ブラウティハム氏による公開レッスン(京芸にて)。久々にヨーロッパの柔軟な音楽に触れ、嬉しい気分。句読点をはっきりさせ、音符の重要度に応じて音価の伸縮性の自由度が高い。概して現代はビート音楽の影響か、テンポを固守しすぎる傾向があるように思う。のびやかな彼の音楽性は学生を惹きつけていた。

17日はヨハン・ゲオルグ・グレーバーのフォルテピアノ(1820年製)でフルートとの合わせ練習。当初先約があってコンサートでの使用を諦めていたところ、なんとキャンセルが出て使えることになり狂喜乱舞。オリジナル楽器の威力か、この楽器の音色にはメロメロになってしまう。またほぼ同年代に作られたルイ・ロットのオールドフルートとの相性も素晴らしい。小細工なしにピタッとはまる。6月26日の植村泰一フルート・リサイタル、どうぞお楽しみに!

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18日はブラウティハムの演奏会(津田ホール)。よく楽器が鳴っていました。オケとのバランスもいい。白髪を振り乱しての熱演に会場も盛り上がっていました。


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