不滅の恋人ミステリー

土曜日は新潮講座へ。昨年「ベートーヴェン捏造」を上梓して話題のライターかげはら史帆さんによる講座。同書で、ベートーヴェンの秘書だったアントン・シンドラーの嘘つきぶりを綴った彼女、今回は、やはりシンドラーがベートーヴェンの引き出しから発見し、後に発表した「不滅の恋人」にまつわる話。やはり胡散臭い。シンドラーの後、さまざまな学者が、実に10人以上の恋人候補をあげつらう盛り上がりぶりを面白く聞かせてくれた。歴史は、ほんとに胡散臭い。

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