フジタ、二月空

師走は駆け足で過ぎる。今週で大学業務は終了。

金曜日は京都国立近代美術館の藤田嗣治展になんとか駆け込んだ。彼の生涯に渡る作品をつぶさに見られて、感無量。アイデンティティの追求?なのか、時代ごとに作風が変わっていく。作品数も多く、旺盛な創作欲を感じる。おそらく器用な人のだろうと思う。画風が変わっても、なんかハマる。ポートレイトはどことなく坂本龍一を彷彿する。常に女と動くしおかっぱにイヤリングなど気障っぽい感じもして「おそ松くん」のイヤミはこの人がモデルだったかもなんて穿った考えも浮かぶ。図録を買ってまたじっくり見てみよう。

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土曜日は神保町の老舗ギャラリー「福果」で二月空の写真展。女性2人のユニットだが、その自然体の作風が好きで、演奏会のフライヤーなどお願いしている。いつもこの時期はカレンダーを制作しているはずなのだが、今年は作らずに、この写真展。どうやら新しい活動が期待できそうだ。手元に余った印画紙があり、それに焼いてみたら面白い味が出たとのこと。そういうミニマリズム的なところも大好きだ。カレンダーにあった写真もなかった写真も新鮮に楽しめた。

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