日本のチェンバロ受容史

土曜日は神戸のテアトル・ラモーで、「日本のチェンバロの歴史は関西から始まった」というレクチャーに。講師の梅岡俊彦氏による、興味深い日本のチェンバロ受容史が展開された。戦前にも日本に古楽ブームがあったことが驚き。その頃は、ピアノもまだ珍しい時代なのに、チェンバロやクラヴィコードにも興味の目が向けられていたというのは、当時の西洋文化を吸収しようというエネルギーの大きさを物語ってはいまいか。

SPレコード音源を再生する1930年製の蓄音機がすごい。電気的なアンプもないのに、ものすごい大音量で音質も素晴らしい。

日本のピアノの受容史ともリンクして語られるべき内容かも知れないと感じた。

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