京都は連日の30度超え。もう夏真っ盛り。
日曜日は、中村典子研究室の主催する「アジアの管絃の現在」に参加。ジョージ・クラムの4つのノクターンをヴァイオリンの江川菜緒さんと共演。さまざまな作品と演奏者による楽しいイベントでした。
クラムの作品は、ピアノ内部奏法を使った作品ですが、リハーサルで愕然としたのが、ピアノのフレームの違いでした。本番のカワイは、フレームの横を走る支柱が、中央部分でなんとダンパーの向こう側になっている。写真で縦のフレーム支柱は確認できたのですが、横支柱までは写り込んでおらず、実物で初めて確認した次第。これではフレームに当ってしまって練習してきた弾き方ができない。弾き方の再構成を余儀なくされました。
それにしても、「内部奏法」って言葉は少し違和感がある。曲そのものを説明するときには「内部奏法(特殊奏法)を使って書かれた曲」でよいけれど、「内部奏法で弾くんだ」というのはなんかおかしい。別な言い方できないかな。「内部演奏」のほうが少しいいかな。でも変だ。「ピッツィカート」「筐体演奏」・・。
今回のクラム作品は1965年に書かれたもので、もう古典と言うべきかも知れませんね。