嵐を呼ぶ・・・

熊本大震災の衝撃。なんだか、あまりマークしてない地域に来るような気がしてならない。被害が最小限にとどまることを祈るのみである。


昨日(17日)は、自由が丘でクラヴィコードの演奏会。前日の天気予報で雨は覚悟していたが、風が激しく春の嵐になってしまい、まさかの東横線ストップ! 一時はどうなることかと思ったが、ほとんどのお客さまは無事到着され、15分押しでスタートできた。

高さ5メートル、客席約50のプライベートな空間は、サウンド、雰囲気も含めてクラヴィコードには最適な環境。後半のブログラム「植物文様」の作曲者である藤枝守さんにもご来場いただき、お話を伺いながら、演奏をお聴きいただいた。

過去のクラヴィコードの演奏会でも、那須のギャラリーで開催した折、強い雨が屋根を打つ音で、かそけきクラヴィコードの音は抹殺され、演奏している本人にもまったく聞こえない事態になったことがある。その際は急遽、楽器をステージからお客さんの真ん中に移動して、なるべく楽器に寄って聴いていただくという、異常な光景に。そのときは段々と雨も弱くなっていって、なんとか演奏会は成立したが、その夜の別会場の演奏会も雷が轟く中の演奏となって、忘れられない思い出となった。

また同じ年に福岡の赤煉瓦文学館でクラヴィコード演奏会を開いたが、そのときにいらしてくださったお客さまが、昨日もお見えになって、思い出話をしていたら、そのときも大雨でたいへんだったと・・・。

はい、嵐を呼ぶ・・・は私とクラヴィコードでした。でも演奏が始まる頃には、天気も回復していたのでした。

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