プリエール

クールプリエールの定期が終わりました。満員の浜離宮朝日ホール! プリエールの勢いはすごい!

プログラム前半の中世アカペラはプリエールのおはこ。このマニアックさの故か、昔はお客が少なめだったが、今ではどうだ、この大盛況。世の中がやっとプリエールに追いついて来た(笑)。タリス、ジョスカン・デ・プレ万歳。そして現代宗教曲イェイロもこなす幅の広さ。

コダーイは先が読めない音楽、また音も旋法のような調性音楽のような、ときに微妙に不協和な音で伴奏はまるでミスタッチしたかのごとく(笑)。しかし頭の中でループになってしまう、不思議な魅力をもった曲。

シューマンのスペインの愛の歌は、晩年の作で、じっくりと慈しむような深い味わいがたまらない。

ブラームスの新・愛の歌は、前作の愛の歌に比べやや暗い面があるものの、やはり心地よい楽しさであふれている。

そして、打ち上げは役者ぞろいのプリエールメンバーのスピーチに笑い転げる。プリエール、素晴らしい、偉大なアマチュア。

150927クールプリエール

made by satoru sunahara