野村久之展

木曜日に東山のギャラリーへ。野村久之氏の個展「跫音(あしおと」。なんと60年代の作品から今年の作品まで、テーマに沿ったインスタレーション。

野村先生は、1959年に美術界の政治的空気からの脱却をはかって発足した「ケラ美術協会」のメンバーで、その後60年代から北白川美術村で活動された。また2000年からはメキシコの大学教授として招聘されている。

鮮やかな色彩感と斬新な形状が、シャープに切り込んで来る。足の生えたテーブル、卵と幼児の足が合体したオブジェなど、グロテスクさとキュートさが入り混じり、一瞥しただけで脳の深層部に残りそうな作品たち。

一部はこれから京都市美術館に収蔵される予定だとか。

R0013742

made by satoru sunahara