作曲家との打ち合わせ第三弾

日曜日に藤枝守さんと市ヶ谷スタジオで打ち合わせ。今回初出しのフェンダー・ローズの音を聴いていただいた。トイピアノとかクラヴィコードに通じる簡素な構造に興味を持っていただけたようだ。また調律が出来ることにも。前にも書いたが、木製の鍵盤や、アクションを支えるフレームも木で、内部を覗くとエレピという名称そのものが嘘のよう。因みに写真は初代のローズですが、これ普通にピアノですよね。ハンマーもフェルトなのはこの最初のモデルのみ。そのあとはプラスチックのハンマーの先にゴムがついたものに代わる。

また今回やってみたかったのがディレイ・エフェクト。エフェクターによっては、ノイズがきつかったり苦労したが、電源が安定すればノイズがなくなることもわかり、何とかなりそう。藤枝さんの初期ピアノ作品をディレイ処理のローズで。個人的にはすごく好きなサウンド。アンプとスピーカという最終出力の問題もあるが、今回は細かいこと抜きに、可能性を試すことを第一にやってみよう。

しかし藤枝さんとの出逢いから、クラヴィコードやフェンダー・ローズにまで守備範囲が拡がるとは予想だにしなかった。

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