9月28日
東邦音楽大学エクステンションセンター講座
されどチェルニー 第3回
~著書「演奏論」から見る新しいチェルニー像
東邦音楽大学エクステンションセンター 13:00-15:00
3000円
問い合わせ:東邦音楽大学エクステンションセンター 03-3946-9667
講義内容:
チェルニーの教えを再考するシリーズの第3回。
テーマは「ペダル、メトロノーム、作品に適したテンポ設定」。
チェルニーの時代、ヨーロッパでは近代化が進みます。メルツェルがメトロノームの特許を取ったのが1816年。チェルニーの師であったベートーヴェンがメトロノームを愛用したのに倣って、チェルニーも活用します。古いテンポ観に代わりより合理的なテンポ観に考え方が変わっていくのです。
またペダルは、以前は膝で操作するレバーが一般的でしたが、現在のようなペダルに変わってくると同時に操作法も複雑になってきます。作品もペダルの効果を考慮されたものが多く作られるこの時期に、チェルニーはどのようにペダリングを教えていたのでしょうか。
近代化の歴史とピアノとの関係はたいへん深く、まさにチェルニーは近代という時代の申し子といえるでしょう。近代的な演奏の緒というべきチェルニーの演奏論を今回もまた考察しましょう。
今後の講座予定
第4回(最終回) 演奏の準備、暗譜、異なる様式の演奏、その他